まず、収穫したブドウは除梗され、軽く破砕した後、ブドウとその皮を同じ発酵容器に入れ発酵させます。発酵の温度は通常15度前後で、発酵期間は約2週間です。発酵が完了すると、ワインは皮と共にさらに熟成されます。熟成期間は数か月から1年以上に及ぶこともあります。熟成中、ワインは皮と接触し続け、独特の風味と色を得ることができます。
オレンジワインにしかない風味の複雑さや旨味から、さまざまな料理とよく合います。特に、エスニック料理やスパイシーな料理、濃厚なソースを使った料理と相性が良く、世界中で流行しているワインの一つです。

亜硫酸や酸化防止剤の使用を
最小限に抑えたナチュラルワイン
ブドウの皮には天然の抗酸化物質が含まれています。白ワインではブドウの皮を取り除いて発酵させるため、酸化や微生物の繁殖を防ぐために亜硫酸（SO2）を一定量添加することが一般的ですが、オレンジワインは、赤ワインと同様、ブドウの果汁と皮をともに発酵させるため、亜硫酸（SO2）の使用が最小限に抑えられることが可能です。