クラロスクーロ
ボデガ・デ・アルテ クラロスクーロ
BODEGA DE ARTE CLAROSCURO
ボデガ・クラロスクーロは、アルゼンチンを代表する銘醸地「メンドーサ」の中でも、特に高品質なワインを生む標高1000m以上にあるウコ・ヴァレーに設立されたワイナリーです。
現オーナーで、設立者であるGustavo Cucchiara(グスターボ・クッキアーラ)氏とその妻パウラ(Paula)は、2012年にウコ・ヴァレーを旅した際、立ち寄ったトゥヌヤンのビスタ・フローレスで、フィンカ・サン・フランシスコというブドウ畑を見て、一目で魅了されました。壁のように連なるアンデス山脈と、その斜面に広がる畑はまるで一枚の絵画作品のようで、この美しい場所で、自らの手でワインを造りたいと強く感じたのがきっかけでした。
現在、ぶどう畑は標高1000mを超えるウコ・ヴァレーのビスタ・フローレスにある単一区画と、ウコ・ヴァレーのサン・カルロスにある単一畑を所有しており、マルベック、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、プティヴェルド、シャルドネを栽培しています。区画ごとに異なる土壌を持つので、区画ごとに栽培方法が少しずつ異なります。ワインも、その異なる個性を表現するために、別々のタンクで醸造を行っています。
『私たちは、ワインとアートには多くの共通するものがあると思っています。ワインをテイスティングするときは、いつもアルゼンチンのアーティストの作品に思いを馳せ、類似性を探しています。
静謐な雰囲気だったり、あるいは燃えるような躍動感であったり、それぞれ出来上がったワインのイメージと呼応するような作品をラベルとして使わせてもらっています。
ボデガ・クラロスクーロの目的は、ワイン造りを通して、多くの人の人生に、ささやかながら彩を添えることです。1杯の良いワインは、飲む瞬間だけでなく翌日も素晴らしい気分にしてくれます。また、アートの視点からもワインを楽しむことで、ワインを通じてアートシーンの活性化に寄与することも目的の一つです。
私たちはワイン造りの際にも、絵画芸術から学んだことを活かしています。例えばキアロスクーロ(明暗のコントラストを用いた表現)は、ルネッサンスの頃から多くの優れた芸術作品に用いられている技法のひとつです。ワイン造りにおいても、コントラストを表現することは、とても大切だと考えています。ここウコ・ヴァレーで特に顕著な昼と夜、暑さと寒さ、光と闇。このようなコントラストは偉大なワインを造るために、ぶどうの木にとって欠かせない要素でもあるのです。』
クラロスクーロのワイン造り
クラロスクーロのワインは、個々のワインの違いをいかに表現するか、に重きを置きます。その違いとは、原料となるブドウの差であり、そのブドウが植えられている土地の特徴です。この特徴が失われることがないように醸造を行うというのが、クラロスクーロの基本的なアプローチです。
畑の土壌は基本的に下層に岩石や砂利など礫質の層があり、その上にローム、砂質が混じる層があります。複数の河川が流れるため、場所によって堆積物の割合が異なっており、ワインにしたときに微妙な差異が表現されます。この差異を活かすため、ワインを造るときはそれぞれの区画ごとに醸造を行います。
発酵槽として使用するのは、ステンレスタンクと卵型のコンクリートタンクです。ステンレスタンクはブドウ品種の個性やクリアな味わいを表現するのに適しています。卵型タンクは複雑味を表現し、微妙な土壌の差を引き出すのに適しています。卵型タンクの中では、ワインが発酵中に緩やかに対流します。ワインの対流と合わせて澱も対流するため、澱が沈殿する事がありません。そのためバトナージュ等の人為的な介入を極力少なくすることができます。澱が均一にワインに深みを与え、複雑性も生まれます。
酵母もワインのコンセプトに合わせて選定しています。その土地の特徴を表現する場合は、果皮に付く野生酵母を使用します。品種の個性を表現したいときは培養酵母を使用します。
熟成は、そのワインの特徴に合わせてステンレスタンク、またはオーク樽を使用します。
出来上がったワインを試飲し、そのワインのイメージと合致するアート作品をラベルに使用します。
新作ワインを発表するときは、アーティストの作品とあわせて展示したり、作家自身を紹介したりして、多くの人々に自然とアートに親しんでもらえるような演出を行うこともあります。会場もレストランやホテル、ギャラリーを使うこともあれば、美術館のエントランスでイベントを行う事もあります。
アルゼンチンは、世界で第五位の生産量を誇るワイン大国です。隣国チリと並ぶ優れたワイン産地でありながら、日本への輸入量は未だに10位(2021年度)、輸入量第2位のチリのスティルワイン輸入量40379klに対し、アルゼンチンは1478kl、わずか3.6%しかありません。日本ではまだまだ認知されていないアルゼンチンワインですが、その品質の高さ、サステナブルなワイン生産への取り組みが消費者の支持を集め、アメリカ、イギリス、ブラジルなどワイン消費大国では非常に人気のある産地となっています。
アルゼンチンのワインの歴史は、1551年スペインの植民地政策によって、 ワイン造りに適したブドウ品種であるヴィティス・ヴィニフェラが持ち込まれたのが始まりです。サンティアゴ・デル・エステロに、スペイン人宣教師がブドウの木を運び、栽培を開始しました。栽培地域は徐々に広がってゆき、19世紀中頃には、ヨーロッパからの移民によって、新しい栽培技術、そして多様な品種がもたらされ、ワイン生産量はさらに増加していきました。
アルゼンチンのテロワール
赤ワインなら果実味豊かで力強い味わい、白ワインならフルーティで華やかな香り。凝縮感があって親しみやすい、ニューワールドらしい味わいが特徴です。チリ同様手頃な価格で高品質なワインが生産されていますが、その理由は、ブドウ栽培に適した土地(テロワール)にあります。ワイン産地の7割はアンデス山脈付近のメンドーサに集中しており、この地域は標高が高く(600~1000m)、年間300日以上が晴天で、極度の乾燥、昼夜の寒暖差の大きさの恩恵を受け、優れたブドウが収穫できます。
加えて、その過酷な環境のおかげで病虫害の発生が非常に少ないため、多くの生産者は農薬や除草剤といった科学薬品に頼る必要がありません。一方で雨が少なく常に水不足のリスクをかかえており、灌漑設備は、ブドウ栽培における重要な条件となっています。生産者の誰もが、限られた資源を大切に使うことや、再利用を心掛けることを常に意識しています。
アルゼンチンワインの代表格は「マルベック」種を使った赤ワインです。ポリフェノール豊富で色が濃く、風味豊か。近代的な醸造方法のおかげでタンニンは滑らかで、濃厚なのに飲みやすい味わいが特徴です。世界で牛肉を最も食べる国と言われているアルゼンチンのワインなので、もちろん牛肉には抜群に合う味わいです。
ウコ・ヴァレー
ウコ・ヴァレーは、アルゼンチン北西部に位置し、メンドーサの一部とされていますが、現在はウコ・ヴァレー単体でも認識されるほど注目度が高まっている産地です。西と北にアンデス山脈、東には低い丘が連なります。ウコ・ヴァレーは、90 年代初頭に発見されたアルゼンチンで最も新しいワイン産地の一つです。もともと、川が近くを流れていることから、果物や野菜の栽培が中心だった土地でしたが、ブドウ栽培適地としてのポテンシャルが見いだされ、1992年、ニコラス・カテナ・サパタがブドウ畑を拓きました。
ウコ・ヴァレーは大陸性気候で、アンデス山脈の影響を強く受ける地域です。夏は暑くて長く、冬は厳しい寒さにさらされます。年間平均気温は約 15 °C ですが、昼夜の気温差は大きく、ブドウの糖度と酸度のバランスを維持するのに最適です。一年を通し、ほとんど晴天で雨は僅かです。しかし、アンデス山脈の雪解け水が流れ込む川が付近にあり、ブドウ畑は十分な灌漑設備が施されています。ブドウ畑の標高はおよそ850〜1100メートルに位置し、土壌は主に沖積土、砂、粘土岩で構成されています。水はけが非常に良いので、ブドウの樹は自然と樹勢が抑えられ、収量が落ち、その分凝縮した果実を実らせます。
現在では、ウコ・ヴァレーは世界最高のテロワールの一つと考えられており、そのポテンシャルの高さから、アルゼンチン国内・国外を問わず著名なワイナリーがこぞってこの地に投資をしています。
特にボルドーのワイナリーからの注目度は高く、フランソワ・リュルトン(Francois Lurton)やバロン・ド・ロッチルド(Baron de Rothschild)が既に進出を果たしています。また著名な醸造家であるミシェル・ロラン氏もウコ・ヴァレーの品質に惚れ込み、数多くのワインを手掛けています。多くの優れたワインが登場したことで、ウコ・ヴァレーの知名度は世界中で高まり、その結果、栽培面積は20年の間で約二倍に拡大しています。
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