ラ・クロワ・デ・ゾブレ

ラ・クロワ・デ・ゾブレ
LA CROIX DES AUBRAIS

ボルドーの格付け「GRAND CRU CLASSE」トップクラスの某有名シャトーが手掛けた秘蔵ワイン

ポイヤックで格付け第2級のシャトー



ポイヤック格付け2級シャトーの掘り出し物

ボルドーの格付けシャトーは、広大な畑でブドウを造っていますが、彼らのファーストラベルに選ばれるのはほんの一部で、生まれたワインの中には、ファーストラベルにも、セカンドラベルにもならないワインがあります。
それらはアッサンブラージュの過程で惜しくも選ばれなかった樽のものだったり、あるいは樹齢が基準に満たない区画のものだったりと理由は様々です。

そのような余ったワインを、彼らは「vin déclassé(ヴァン・デクラッセ)」つまり、敢えて格下げしたワインとして、樽ごと馴染みのネゴシアンだけにこっそり販売することがあります。それは、シャトーとの取り決めにより、製造元の公表ができない秘密のワインとして、限られた顧客だけに販売されることになるのです。

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今回ご紹介する「ラ・クロワ・デ・ゾブレ」は、まさしくこの掘り出しもののヴァン・デクラッセ。どこのシャトーであるかは明かされませんが、ポイヤックの2級格付けシャトーであることだけは、公表しても差し支えないとの事で、教えてもらうことができました。 ポイヤックの2級と言えば、「ポイヤックの貴婦人」と評されるシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドか、もしくはメドックで最も荘厳なワインの一つと言われるシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンしかありませんので、どちらにしても期待せずにはいられない、掘り出し物のポイヤックです。

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ラ・クロワ・デ・ゾブレのワイン造り

|| 栽培~収穫
土壌はポイヤックの特徴である、ガロンヌ川が運んだ砂利質と粘土質の水はけの良い土壌です。ブドウはおおむね樹齢30年以上のものが使われており、特に樹齢が若い樹だけをセレクトした、という事ではありません。
ファーストラベルやセカンドラベルは後で決定される事なので、それらとそん色なく丁寧な栽培管理のもと、全て手摘み収穫されます。

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|| ワイン造り
伝統的な製法を踏まえつつ、最新の設備を使いブドウのポテンシャルを最大限発揮するワイン造りを行います。発酵には温度管理機能のついた最新のステンレスタンクを用います。 発酵後はミディアムローストのフレンチオーク樽で12カ月熟成させます。25%は新樽、75%は1年使用樽を用います。

ラ・クロワ・デ・ゾブレ



テイスティングコメント

ラ・クロワ・デ・ゾブレ

外観は紫がかった深みのあるガーネットの色調。
グラスからはブラックベリー、ブラックチェリー、カシスのような果実の香りと僅かに杉のような青みの要素を感じます。華やかなスミレのような香りと、かすかな鉱物のニュアンスがより複雑な香りを構成。 口に含むと、サラサラとしてきめの細かいタンニンと共に芳醇な果実味が広がります。 伸びやかな酸と、エレガントな余韻が長く続きます。

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