ユベール・ド・ブアール

ユベール・ド・ブアール
HUBERT DE BOUARD

ボルドー・サン・テミリオン格付け最上位、第1特別級Aあのシャトー・アンジェリュスオーナー醸造家自ら造る新作!!

ユベール・ド・ブアール

「テロワール」に従いブドウ品種を扱うブルゴーニュ的アプローチで迫る、 新コンセプトのボルドーワイン

シャトー・アンジェリュスをサン・テミリオン最上位へ導いた醸造家ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレが自身の名を冠して手掛ける新たなプロジェクト。

ボルドーでは珍しいシャルドネやピノ・ノワール、ボルドーでもおなじみのソーヴィニョン・ブラン、カベルネ、メルロ…優れたテロワールに合わせブルゴーニュ的なアプローチで生み出すモノ・セパージュワイン。

シャトーではなく「テロワール」を焦点とした、新しいコンセプトのボルドーワイン

シャトー・アンジェリュスの醸造家で7代目当主のユベール・ド・ブアール氏の名前を冠した、全く新しいスタイルのボルドーワイン。それが、今回ご紹介するユベール・ド・ブアールシリーズです。

ユベール・ド・ブアール氏はこう語ります。

『ボルドーは、ブルゴーニュ同様に優れたテロワールを持ちます。その魅力を表現するため、アッサンブラージュでシャトー固有の味わいを表現するスタイルではなく、テロワールやブドウ品種そのものを表現したい、と考えたのが、このワインに取り組み始めたきっかけです。

最初に手掛けたのは白ブドウのシャルドネとソーヴィニョン・ブランでした。テロワールを吟味した結果、それぞれの品種をブアール家が所有する畑に植えました。シャルドネはラ・フルール・ド・ブアールという、ラランド・ド・ポムロールにある区画です。もう一つのソーヴィニョン・ブランは、クロ・ド・ブアールというモンターニュ・サン・テミリオンの区画です。

例えば、石灰質・粘土質の土壌を持つラランド・ド・ポムロールのテロワールに合わせシャルドネを栽培したところ、高い品質のブドウから素晴らしいワインを造ることができました。試飲した評論家が、ピュリニー・モンラッシェをブラインドで飲んだと勘違いしたほどです。

また、ソーヴィニョン・ブランは、ボルドー・ブランとしてではなく、ボルドーのテロワールで表現するソーヴィニョン・ブランを造りたいという思いから、南アフリカで共に働くロワールの醸造家、Pascal Jolivet(パスカル・ジョリヴェ)の手法に学びました。ソーヴィニョン・ブランをテロワールに合わせて表現することで定評がある人物です。畑仕事やワイン造りにおいて、彼の手法を多く取り入れています。また、樽選びにも品種の個性を引き出せるよう一部アカシアの樽を使っています。

稀代の醸造家 ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレ Hubert de Boüard de Laforest

1956年にサン・テミリオンで生まれたユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレは、アンジェリュスのぶどう畑と、セラーでのワイン造りの中で育ちました。

やがて、彼はボルドー大学の醸造学部へ進み、高名なエミール・ペイノー教授の指導を受けました。卒業後は他の土地でのぶどう畑や技術を学ぶためサン・テミリオンを離れ修行しました。

1980年にシャトーへ戻ると、ぶどう畑や醸造蔵の作業に参加しつつ自身のシャトーについて理解を深め、1985年からはアンジェリュスの経営を引継ぎ、7代目当主となりました。 彼はブルゴーニュを中心とした過去の経験を生かし、これまでサン・テミリオンでは知られていなかったぶどう栽培方法やワイン醸造技術を導入しました。 また、彼はボルドーワインのさらなる飛躍の為、自身のシャトーを超えて、地域全体の為に公人としての活動を積極的に行いました。

ユベール・ド・ブアール氏が絶えず品質の向上、アンジェリュスを広く世に知らしめる活動を継続的に行ってきた結果、1996年にまずプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(第一特別級)格付けへ昇格。さらに2012年には最高峰となるプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA(第一特別級A)に昇格したことで、彼の努力は実を結びます。

今日、ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレはワインコンサルタントとして、フランス国内(サン・テミリオン、ポムロール、メドックなど)だけでなく、海外(スペイン、ポルトガル、タイ、レバノン、南アフリカ)でも精力的な活動を行っています。 ワインの醸造家を超えた多くの功績が評価され、ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレは、フランス共和国より、国家功労勲章シュヴァリエ、およびレジョン・ドヌール勲章シュヴァリエが授与されています。

このプロジェクトの為に選ばれた地は、シャトー・アンジェリュスのあるサン・テミリオンに近いラランド・ド・ポムロールと、モンターニュ・サン・テミリオンでした。

既に彼が所有していた、二つのシャトーの畑を精査し、そこへ今回のコンセプトに則り新たにブドウを栽培しています。

Château la fleur de Boüard (ラランド・ド・ポムロール)
サン・テミリオンのほど近く、ポムロール台地の境界にある、ネアック村とラランド・ド・ポムロールに渡って広がる、粘土質を含む砂利質土壌の非常に優れたロケーションの畑です。1998年に、ここにあるシャトーを買い取り、以後畑や醸造施設を改善してきました。

Château Clos de Boüard  (モンターニュ・サン・テミリオン)
2016年にブアール家の傘下となったシャトーで、もとはTour Mussetとして知られていました。モンターニュ・サン・テミリオンの中でも好条件の立地で、向かってすぐ近くにサン・テミリオンの有名なシャトー、フォンブロージュ、フルール・カルディナル、ヴァランドローがあります。緩やかな斜面で、粘土石灰質の土壌が広がっています。

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