グロ・ フレール・エ・スール
DOMAINE GROS FRERE ET SOEUR

ヴォーヌ・ロマネの名門グロ一族のドメーヌ

ドメーヌ・グロ・ フレール・エ・スールは、ブルゴーニュ・コート・ド・ニュイの中心部、ヴォーヌ・ロマネ村にある、1963年に誕生したドメーヌです。
グロ家は1830年に初代のアルフォンス・グロによって設立されました。そのグロ家の名声を確立したのが、4代目のルイ・グロでした。ルイ・グロには4人の子供がいましたが、子供たちへ畑を分割して相続させました。1951年に、ルイ・グロが亡くなると、4人の子供たちは、ドメーヌを共有し、ワインを生産していましたが、1963年にドメーヌが分割されました。分割によって生まれたドメーヌの一つが、このグロ・フレール・エ・スールです。4人の子供のうち、コレットとギュスターヴの2人が相続した区画がもとになっています。 1984年にギュスターヴが亡くなると、甥のベルナール・グロが、コレットを支えながら仕事を引き継ぎます。そして2016年には、ベルナールの息子ヴァンサンがドメーヌを継ぎました。

一方、分割されたもう二人の兄弟ジャンとフランソワも、それぞれの相続分を統合し、1973年までは、グロ・ペール・エ・フィスという商号で生産していました。 その後、ジャンは、ドメーヌ・ジャン・グロを、フランソワは、ドメーヌ・フランソワ・グロを、それぞれ設立します。 ドメーヌ・ジャン・グロは、1995年の収穫後、ジャンの現役引退をもって解散しました。ジャンが所有していたドメーヌは、その3人の子供たちに分け与えられたのです。ドメーヌ・フランソワ・グロは、フランソワの一人娘アンヌが引き継ぎ、父親が他界したとき、ドメーヌ・アンヌ・グロとなりました。