アマランタ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ テヌータ・ウリッセ 2021年 イタリア アブルッツオ 赤ワイン フルボディ 750ml
James Suckling 92点(2021年)
ワイン名(原語) | アマランタ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ (AMARANTA MONTEPULCIANO D’ABRUZZO) |
生産者名(原語) | テヌータ・ウリッセ (TENUTA ULISSE) |
原産国・地域 | イタリア・アブルッツォ州 |
原産地呼称 | DOCモンテプルチャーノ・ダブルッツォ |
ヴィンテージ | 2021年 |
ぶどう品種 (栽培比率) | モンテプルチャーノ100% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
商品管理番号 | 2101120003891 |
---|---|
生産地 | イタリア |
サイズ | 750ml |
素材 | 【IT】【SUD】【ABZ】【T-RE】【T-FL】【T-SFT】【V-201】 |
生産者 | テヌータ・ウリッセ (TENUTA ULISSE) |
ぶどう品種 | モンテプルチャーノ100% |
タイプ | 赤ワイン |
テヌータ・ウリッセ
TENUTA ULISSE
テヌータ・ウリッセは2006年に設立、ウリッセ家の若い兄弟、アントニオ(Antonio)とルイジ( Luigi)によって運営されているワイナリーです。
醸造所としての歴史は浅いものの、ウリッセ家は代々アブルッツォ州の伝統的な地場品種を主体に栽培してきました。
「アブルッツォ州の個性的で表現力豊かなテロワールのもと、他地域にはないアブルッツォ州独自の高品質ワインを作ることを目指す」ことを目標にするテヌータ・ウリッセは、地場品種でのワイン造りに強いこだわりをもちます。
アブルッツォ州でおなじみのモンテプルチャーノやトレッビアーノの他に、ペコリーノ、パッセリーナ、ココッチオーラといった品種を用いる他、ピノ・グリージョ(ピノ・グリ)やメルロといった国際品種も一部用います。
・近代的な醸造テクニックを駆使し、地場品種が持つ新たな可能性を探る
・アブルッツォ州のテロワールにおける国際品種の再解釈を行う
これがテヌータ・ウリッセの目標とするワイン造りです。そのアプローチが功を奏し、イタリアワインガイドとして信頼が厚
い「ルカ・マローニ」の評価で、ほとんどのワインが90点以上を獲得。しかもDon Antonioに至っては、2022年度のベストワイン38本のうちの1本に選ばれました。設立間もないワイナリーながら、このような華々しい受賞結果を残したため、瞬く間に世界中から注目を集めるようになりました。
アブルッツォ州はイタリア半島の中部に位置しています。東はアドリア海、西にアペニン山脈と海と山に挟まれており、西はラツィオ州、南はモリーゼ州、北はマルケ州に接しています。
この地のワイン造りの歴史は非常に古く、古代ローマよりも早く、エトルリア人によって既にワイン造りが行われていたという説もあります。続く帝政ローマの時代には国中にその品質が認められ、詩人オウィディウスによってこの地の肥沃と、産するワインの豊饒さがうたわれました。
アブルッツォ州のブドウ畑は海と山に挟まれた丘陵地帯に広がっています。地中海性気候で夏は暑く乾燥し、冬は比較的温暖で雨が多くなります。しかし、アブルッツォ州には山岳地帯が多く、しかもアペニン山脈最高峰のグラン・サッソ(コルノ・グランデは2,912m)、続くマイエッラ(モンテ・アマーロ2,793m)という名峰が連なります。そのため、内陸の山岳地帯は昼夜の寒暖差も高く、比較的冷涼な気候と言えます。
アブルッツォ州はもともとブドウ栽培に適した土地であったこともあり、それほど努力しなくても良いブドウが栽培できていました。そのため、生産量の多くがバルクワインとして州外に売りに出され、長年質より量を重視したワイン造りが行われた来ました。
しかし、近年はブドウ栽培からワイン造り~瓶詰まで一貫して行う小規模ワイナリーが増えており、もともと高かった品質をさらにブラッシュアップさせ、個性を打ち出してくるものが見られるようになりました。また、アブルッツォ州は国立自然公園が多く、周囲の自然環境とも共存できる持続的な自然栽培を行うワイナリーが多いのも特徴です。
代表的なワインは、赤ワインではDOCGモンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラメーネ、DOCモンテプルチャーノ・ダブルッツォ、ロゼワインのDOCチェラスオーロ・ダブルッツォ、白ワインのDOCトレッビアーノ・ダブルッツォがあります。
Luca Maroni 99点(2017年)
Luca Maroni 99点(2018年)
James Suckling 92点(2019年)
New Zealand International Wine Show 2022 (NZ) ダブルゴールド受賞(2019年)
New Zealand International Wine Show 2022 (NZ) TROPHY Champion International Red受賞(2019年)
MUNDUS VINI 2022(ドイツ) 金賞受賞(2019年)
Luca Maroni 99点(2019年)
Luca Maroni 99点(2021年)
モンテプルチャーノは、イタリア中部から南部にかけて栽培されている黒ブドウで、DOPやDOCGに認定されたものもある、アブルッツォ州のものが最も知られている。
ブドウの果実は完熟のタイミングを過ぎ、やや過熟と思われる頃に入念にチェックしながら収穫する。その後ステンレスタンクで15~20日間果皮や種も一緒に漬け込みつつ、24~26℃を保ちながら発酵させる。圧搾後、9~12カ月間フレンチオークとアメリカンオークの樽で熟成させる。
鮮やかなルビーレッド、ドライフラワーやスパイス、リコリス、マラスカ・チェリーを思わせる凝縮感のあるアロマ。口当たりが滑らかで、クリーミーなタンニンが
ワインに溶け込んでボリューム感のある芳醇な風味が堪能できる。バランスが良く、長い余韻が続き、とてもエレガントな味わい。肉料理全般によく合うワイン。ジビエ料理にもおすすめ。風味の強いメニューとも相性が良く、熟成したチーズにもマッチする力強さがある1本。
NEWS::
2024年11/12 UP
||交流会レポート
イタリア・アブルッツォ州より、遠路訪ねてくれたのは「テヌータ・ウリッセ」の当主ジャンフランコ・ウリッセ氏と、輸出マネージャーのマルコ・ディ・パオロ氏のお二人。ジャンフランコさんはなんと御年74歳!私と一つ違い、ほぼ同年代です。長旅の疲れを感じさせない快活さで驚きましたが、さらに驚きだったのは彼の父アントニオはなんと94歳でまだまだお元気との事。アブルッツォの濃厚な赤ワインが元気の秘訣だよ、なんて冗談交じりに話していましたが、まんざらでもなさそうです。
まずは、この日のために空輸で取り寄せられたペコリーノ種のスパークリングで乾杯。2本目はペコリーノ種の白。これが本当に美味しかった!豊かなアロマ、味わいが印象的でした。お料理はマイタケとサーモンのフリット。この組み合わせには当主のジャンカルロもニンマリ。大絶賛いただきました。ワインのやや濃い黄色はブドウの特徴だそうです。
ここで製法について説明が。白やロゼなどを造るとき、彼らは「ウリッセトンネル」という特殊なテクニックを使うそうです。収穫後ブドウの粒は、二重構造のチューブの中を通って運ばれます。チューブの外側に-136度の液体窒素が通っていて、ブドウの実の温度を急速に下げて酸化を止め、アロマを失わないようにしているとの事。
また、発酵温度は一般的なワイン造りより低く、7~9度。本当にワインが造れるのか疑問に感じて尋ねてみると、畑の野生酵母から低温発酵できる酵母を選別・培養して使っていると説明されました。
一番驚いたのは、ブドウの果汁を絞るとき一般的なプレス式ではなく、バキューム式である、という点。まるで果実から飛び出すように果汁が抽出されるそうです。真空に近い状態になるため、酸化を極限まで減らせることでしょう。
その他にも発酵の際タンク中に空気より重いアルゴンガスを充填しワインを酸化から防ぐ等、最新のテクニック・創意工夫のオンパレードで、「伝統的な品種を最新技術で表現する」という哲学を見事に体現している姿に脱帽でした。
お次は赤ワイン。荒引肉とナスのラザニアと共に、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ3種をテイスティング。定番のモンテプルチャーノ2020年、上級クラスのアマランタ2018年、そして10のヴィンテージをブレンドした特別な1本「ディエチ・ヴェンデミエ」の3種類でした。
アブルッツォ州は国立公園の比率が大きく、ワイン用ブドウ畑のうち80%が国立公園の中に入っているそうです。そのため、彼らは農薬や除草剤等化学的な薬品は一切使用していないとの事。背後の山(グラン・サッソ山塊というアペニン山脈最高峰)から吹き下ろす風と、海からの風の恩恵を受け、病虫害の少ない健やかな畑を保つことができるそうです。
また、グラン・サッソにはヨーロッパで最も南にある氷河があるそうで、夜は山から冷たい風が吹きます。この昼夜の寒暖差の大きさの為、ブドウはゆっくり成熟し、酸やポリフェノールをたっぷり蓄えられるとの事。
1本目のモンテプルチャーノはフレッシュな美味しさが活き活きと表現されていました。素直に美味しい!と感じる1本。味はしっかりですが、決して重さはありません。これはパスタなどに良く合うかな、と思います。
次はアマランタ。1本目と異なり、複数の区画のものをブレンドしています。フレンチ・アメリカン二種のオーク樽で熟成。複雑な香りにタンニンの厚みがしっかり。味は濃く、バランスも秀逸。5~6年もすれば、タンニンが滑らかになり、エレガントさが増すと思います。
3本目のディエチ・ヴェンデミエは、「10のヴィンテージ」という意味があります。ブドウは通常より収穫時期を遅らせて少し干しブドウのような状態にしてから収穫。アパッシメントという技法ですね。濃密なブドウから造られるので、なんとアルコール度14.5%!このワインは、三本の中で最も重厚で、タンニンしっかり、ココア、チョコレート、スパイスの香りが感じられる複雑な味わいでした。ダークチョコレートに合わせるのもいいかな、と思います。
メインディッシュの『仔羊のロースト ローズマリ―の香り グレービーソース』にとても良く合う!とのお声がここそこで上がりました。今回司会進行をしていた私は、料理を口にできず惜しい限りです(泣)
会の後、当主のジャンフランコさんから「アブルッツォにもぜひ来てほしい!」とのお声が。
会を通して常に情熱たっぷりで、自身のワイン造りを誇りに思っている様子が感じられました。こんな素晴らしい生産者との縁が持ててよかった!と思った瞬間でした。
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