マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ・シラー ヴィニャ・マーティ 2020年 チリ コルチャグア・ヴァレー 赤ワイン フルボディ 750ml
ワイン名(原語) | マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ シラー(MARIPOSA ALEGRE GRAN RESERVA SYRAH) |
生産者(原語) | ヴィニャ・マーティ(VINA MARTY) |
原産国・地域 | チリ |
原産地呼称 | D.O. アコンカグア・ヴァレー |
ヴィンテージ | 2020年 |
ぶどう品種 | シラー |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行します。その後8か月間フレンチオーク樽で熟成。(新樽は使用しません) |
商品管理番号 | 2101340001899 |
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生産地 | チリ D.O. アコンカグア・ヴァレー |
サイズ | 750ml |
素材 | 【CL】【T-RE】【T-SEC】【T-FL】【T-TN】【MED】【WMZ】【VTQ】【C-RSV】【E-5CT】【OP】【E-MTN】【S-SY】【V-202】 |
生産者 | ヴィニャ・マーティ |
ぶどう品種 | シラー |
タイプ | 赤ワイン |
MARIPOSA ALEGRE
マリポーザ・アレグレ
ヴィニャ・マーティの畑から見えるアンデスの山肌には、夕日を受けると真っ赤に浮かび上がる巨大な心臓の形をしたシルエットが見えます。これは、「Corazon del Indio(コラソン・デル・インディオ)」インディオの心臓と呼ばれています。
…遥か昔からこの地で暮らす人々に伝わる、ある愛の物語があります。昔、美しいインカ帝国の姫と、勇敢な戦士が、末永く人生を共にする約束を交わしました。しかし、愛とは時に甘さより苦みをもたらすもの、その結末は悲劇を迎えたのでした。戦士は、不慮の死を遂げた姫の後に殉じ、姫の墓の隣で息を引き取りました。
大地の女神パチャ・ママは、この悲しい結末に心を痛め、戦士を埋葬しました。すると、その墓が盛り上がり、まるで人が仰向けに寝たような形を描く大きな山脈、アンデス山脈になりました。ちょうどその心臓の部分に当たるのが、コラソン・デル・インディオです。アンデスの山にはこの戦士の心が宿り、その地で暮らすインカの人々を守っていると信じられていました。
この美しい愛の物語に登場するアンデス山脈によって守られていたものの中には、フィロキセラ禍によってフランスでほとんど途絶えてしまった自根のブドウがありました。自根ブドウが残る高樹齢の畑と、ハンドメイドにこだわるフランスの伝統的なワイン製法が再会し、生み出された作品が、このマリポーザ・アレグレです。
マリポーザ・アレグレと名付けたワインで表現したいものは、フランスの伝統的な技とテロワールの力、そして、甘く時に苦い、複雑な妙味を感じさせる愛の力です。伝統的な手作業のおかげで、オートメーションでは得られない、複雑さや凝縮味を表現し、チリの大地で生まれ、フランスの技術の粋を注ぎ込んだワインに仕上げました。
コルチャグア・ヴァレー Colchagua Valley
マイポ・ヴァレーの南に位置する産地 Rapel Valley(ラペル・ヴァレー)にある、 二つのサブゾーンの一つが、このコルチャグア・ヴァレーです。隣接するカチャポアル・ヴァレーに比べて海風の影響を強く受けるため、より昼夜の寒暖差が大きい地域です。砂質、礫質、粘土の痩せた土壌の特徴を生かし、高い品質のカベルネ・ソーヴィニョンを生み出すことで有名です。
手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行します。その後8か月間フレンチオーク樽で熟成。(新樽は使用しません)
香り:カベルネ種の特徴、カシス、熟した赤スグリ、ブラックベリー、プルーンの果実味、清涼感のあるミント、メンソールのブーケといった果実からくる香りと、フレンチオーク樽からくるバニラ、クローヴ(スパイス)、シガーボックスの香りが調和します。
味わい:フルボディで滑らかなタンニン。瑞々しくジューシーな果実味、ドライフルーツを思わせる凝縮味、スパイスのニュアンスといったカベルネ・ソーヴィニョンの特徴的な要素が表現され、長い余韻が楽しめます。数年熟成させることで、さらに味わいに深みがもたらされるでしょう。
味わい:フルボディで滑らかなタンニン。瑞々しくジューシーな果実味、ドライフルーツを思わせる凝縮味、スパイスのニュアンスといったカベルネ・ソーヴィニョンの特徴的な要素が表現され、長い余韻が楽しめます。数年熟成させることで、さらに味わいに深みがもたらされるでしょう。
カチャポアル・ヴァレー Cachapoal Valley
マイポ・ヴァレーの南に位置する産地 Rapel Valley(ラペル・ヴァレー)にある、二つのサブゾーンの一つが、このカチャポアル・ヴァレーです。
ラペル・ヴァレーの北側を占めるエリアで、温暖な気候と、黒っぽい粘土質土壌の影響を受け、特に高品質なカルメネールを生み出すことで知られているエリアです。
手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行します。その後8か月間フレンチオーク樽で熟成。(新樽は使用しません)
香り:ブルーベリーやよく熟したプラムなど黒系果実の香りに、甘苦いスパイスのフレーバー、樽香に由来するチョコレートやバニラの風味が続きます。
味わい:果実味に由来する甘味や酸味、ヴェルベットのように滑らかなタンニンが口を覆うようなフルボディ。熟したプラムや土っぽい香り、とトーストのような樽香がバランスよくマッチします。飲み頃でリリースしているため、基本的にはすぐ飲むことができますが、熟成ポテンシャルはとても高い造りですので、数年熟成させるのもお勧めです。
アコンカグア・ヴァレー Aconcagua Valley
サンティアゴから北におよそ65kmのところに位置するアコンカグアはチリの主要ワイン産地の一つです。アンデス山脈最高峰であるアコンカグア山(6956m)から名づけられた産地で、年間240~300日にも及ぶ晴天日数と日照時間の長さのおかげで、昔から果物と花の産地としてよく知られていました。近年では高品質なカベルネ・ソーヴィニョンやシラー種の赤ワインが造られ、国際的に高い評価を得ています。
豊富な日照のおかげで、葡萄の成育期間中の最高気温は38℃にも達しますが、西の海岸山脈の渓谷から流れ込む冷たいと海風と、東の山岳部から降りてくる冷気よって夜間の気温は夏でも10℃まで下がります。この昼夜の寒暖差の大きさによって、香り高く上質な黒ブドウが造られます。
手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行します。その後8か月間フレンチオーク樽で熟成。(新樽は使用しません)
香り:このブドウ特有の、個性的なアロマが楽しめます。スパイスを思わせる刺激的な香りに、プルーンやダークチェリーといった黒系果実のボリュームのある香り、さらに黒コショウやチョコレートの香りも感じます。とても複雑な香です。
味わい:果実味と共にスパイシーなアロマが口に広がります。甘味、酸味、シルキーなタンニンを感じます。最初のスパイシーなアロマに続いて、イチジクやプルーンのボリュームある果実味、ピンクペッパーやブラックペッパーを思わせる風味、樽からくるバニラやチョコレートの風味が続きます。
レイダ・ヴァレー Leyda Valley
レイダ・ヴァレーは非常に小さな地域で、2002年にD.O認定を受けた、まだ新しい産地です。太平洋からわずか7kmという沿岸部に位置し、南極からの寒流の影響を受ける冷涼な地域です。
また、太平洋からの潮風と霧の影響も受ける為、強い寒暖差の恩恵を受けて、香り高くシャープな酸を持つ高品質ブドウが造られています。白ワインの銘醸地として世界的に知名度が上がっている注目の産地です。
手摘み収穫した果実をさらに選果し、フレンチオーク樽で醸造、熟成を行います。伝統的な醸し?発酵のプロセスは12?14度と、とても低い温度帯で進行します。オーク樽熟成中は澱と接触させ(シュール・リー)、最初の2?3か月の間は、定期的にバトナージュを行います。
香り:白桃やネクタリン、マンゴーなどトロピカルフルーツのアロマに、樽熟成に由来するバニラ香が感じ取れます。
味わい:果実味とともに、引き締まった酸味、果実のボリュームある風味と樽香がバランスよくまとまり、エレガントな味わいに。骨格の取れた、余韻の長い味わいは、火を入れた魚介料理、白身の肉料理によく合います。
五大シャトー「ムートン」、カリフォルニアの「オーパス・ワン(テクニカルディレクターとして)」の後に、チリを代表するプレミアムワインの「アルマヴィーヴァ」を手掛けた時、彼はチリの類まれなテロワールを知りました。しかし、現状の大規模生産では、そのポテンシャルを引き出すだけのワイン造りが出来ない事にも気づいていました。彼の胸の内には、自身のワイナリーを造りたいという思いが芽生えたのもこの頃です。
2003年、アルマヴィーヴァでの自身の役割を果たした、との思いから、彼は自身のワイナリー設立に向け、動き始めます。コンサルタントとして世界中を回りつつ、ワイナリー設立準備を進めました。
「あのムートン、オーパス・ワン(テクニカルディレクターとして)、アルマヴィーヴァを手掛けたパスカル・マーティ氏が新ブランドを立ち上げる」
噂を耳にし、ワイン業界内外で彼の夢に共感した人が続出しました。例えば「ロード・オブ・ザ・リング」で有名な映画会社ニューライン・シネマ(現ワーナーグループ)のマイケル・リン氏や、元バロン・フィリップ・ロッチルド社の社長で、現在アメリカで輸入会社を経営するオリヴィエ・ルブレ氏もバックアップを申し出ました。
多くの人々の夢も乗せて、2008年、満を持してマーティ氏自らのワイナリー「ディオニソス・ワインズ」を設立。2013年、ヴィニャ・マーティと自身の名を冠したワイナリーへと変更、生涯をかけたプロジェクトとしての意気込みを表現するに至ります。
商品ラインナップ
カサ・デル・セロとは、直訳すれば「山に佇む小屋」ですが、ここではマーティ氏の自宅兼醸造所を指します。チリ最高峰のワインの一つ「クロ・デ・ファ」を生む畑が広がり、目の前にはコラソン・デル・インディオと呼ばれる大岩を抱いたアンデス山脈がそびえる名勝地。そこに建つパスカル・マーティ氏の住処が、ラベルに描かれています。
ヴィニャ・マーティの入り口となるこのレンジに自身の自宅兼醸造所をあしらったのは、「多くの人に飲まれる最も低い価格のワインのクオリティこそが、ワイン造りで最も難しいが、最も大切である」という考えによるもの。その自負あっての選択です。
一際目を引くシンプルなラベル、この「LOVE」シリーズは、ヴィニャ・マーティの中で最も親しみやすいアッサンブラージュ(ブレンド)ワインです。
ムートン、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァ。世界最高峰のワインを手掛けるプレッシャーから離れ、自由にワイン造りができるようになった時、彼はまず自分のワインをもっと多くの人たちに飲んでほしいと考えました。LOVE という世界で普遍的な名前をあしらったこのワインで、日々の暮らしの中のワンシーンに花を添えてほしい、喜びを味わってほしい、そんな願いから生まれたのがこのワインでした。
新世界の土地で育ったブドウと、旧世界の伝統的醸造法のハイブリッドともいえるワイン。
寒暖差が強く、乾燥した土地に自根栽培で育つブドウは、野趣溢れる味わいでどれも個性的な特徴を持ちますが、そのブドウを伝統的な醸造法を用いて、時にフランスから取り寄せたフレンチオーク樽を使いながら、融合させ生み出された、ヴィニャ・マーティのレゼルヴァクラス。
堅牢なボディと、品種の個性を捉えた芳醇な味わい。品質を追い求めた伝統製法が生み出すハンドクラフトワイン。
マリポーザ・アレグレのコンセプトは、テロワールを際立たせ、その土壌・ブドウ品種の個性を引き出す伝統的ワイン造りを行うことです。フランスではフィロキセラ禍により、ほぼ途絶えてしまった自根のブドウが、チリにはまだ存在します。パスカル・マーティ氏のフランス式伝統製法と、チリの優れたテロワールを結びつけたマリポーザ・アレグレは、まさにハンドクラフト的なワインと言えます。個々の畑、ブドウ、年によってもその状態に合わせて最適な醸造方法をとることでワインには、そのテロワールの個性が生き生きと反映されます。伝統的な手作業のおかげで、オートメーションでは得られない、複雑さ、凝縮味を感じることができるでしょう。
雄大なアンデスの伝承に捧げるボルドー伝統のアッサンブラージュが生み出す。
コラゾン・デル・インディオは、プレミアム・ブレンデッド・ワインに位置付けられる上位キュヴェです。ヴィニャ・マーティのセラーからアンデス山脈を見上げると、その稜線は、ちょうど人が仰向けに寝たようなシルエットを描きます。頭、額、鼻、あご・・・そしてちょうど胸元の付近に、ハート型の大岩が見えます。この岩は、夕日を受けたときに燃えるように照り返すので、昔から住む現地の人々は、この岩を「コラソン・デル・インディオ」、「インディオの心臓(ハート)」と呼びます。この岩には、現地のインディオに伝わる伝説があります。
カラクは、トップキュヴェである「クロ・デ・ファ」のセカンドワインに位置づけられるワインです。
アルト・マイポと、カチャポアル・ヴァレーという、チリを代表する優れたテロワールのブドウを使用し、ボルドーを彷彿とさせるアッサンブラージュの妙を感じる複雑で、重厚な味わいが魅力。
モノ・セパージュ最高峰ワイン。
SERシリーズは、醸造家パスカル・マーティ氏が、個々のブドウ品種に最も適したテロワールで栽培されたブドウを使い、単一品種ワインの最高峰として手掛けるワインです。ブドウ品種はそれぞれ適した地に植えられ最高のクオリティを発揮します。
その果実から生み出されたワイン「SER」は、チリと言う枠を超え、個々のブドウ品種のもつパフォーマンスを最大限味わうことができる、珠玉のモノ・セパージュワインシリーズです。
唯一無二の個性を持つ最上級キュヴェ。
ヴィニャ・マーティの畑の中でも、最も素晴らしいテロワールを持つ、アルト・マイポのDOピルケにある、「クロ・デ・ファ」から生まれます。
清酒7号酵母の力で新境地を開いた革新的白ワイン。
ムートン、オーパス・ワン醸造家パスカル・マーティ氏の構想から7年以上。あの「獺祭」生みの親、旭酒造の桜井博志氏、そして「神の雫」でフランスの芸術文化勲章を受けた原作者の亜樹直氏協力のもと、完成した世界初の試み。
「パレットに赤の素材を並べたところを想像してください。赤、と一口にいっても、本当に多様な種類があるでしょう。ワインも同じです。同じ土壌は一つとしてありません。たとえカベルネ100%でも、この樽と、その隣の樽の味は異なるのです。様々な原酒を素材として、1本の作品として仕上げるのが醸造家の役割です。単一品種100%のワインが世界で流行していますが、たとえモノ・セパージュのワインであっても、そこに醸造家が関わらなければ決して優れたワインにはならないのです。」
ヴィニャ・マーティでは、それぞれの適地を見出した上でブドウ栽培を行います。カベルネならば水はけがよい土壌、メルロであれば冷涼な空気と粘土質土壌。 1997年からアルマヴィーヴァを手掛けるために、彼はまず徹底してチリの土壌調査を行いました。この経験があるからこそ、彼はチリのテロワールを最もよく知る人物の一人なのです。
チリの特徴に合わせた畑仕事ができるのも、マーティ氏ならではです。ヴィニャ・マーティでは、それぞれの土地の特徴、つまりフランス語でいう「テロワール」にあわせて、ブドウ品種を栽培しています。フランスでは長い伝統の中で、自然にその土地に合うブドウが受け継がれてきました。対して、ブドウ栽培の歴史が浅いチリでは、人々は、好みだったり、商業的な意図に合わせ、思い思いにブドウ品種を選ぶ事が少なくありません。
残念ながら、土壌との相性を無視してしまうと良い結果を得ることはできない、という事は周知の事実です。つまり、チリでは、いまだその秀逸なポテンシャルを活かしきれていない部分が存在するのです。
ヴィニャ・マーティでは、チリのテロワールを深く理解するマーティ氏の知見に基づきブドウ栽培がおこなわれています。ワイン造りにおいても、各畑の個性を引き出すという点にこだわります。大きなタンクで大量生産するのではなく、畑ごと異なるタンク・樽でワインを造り、それを最終的にアッサンブラージュ(ブレンド)することで、バランスの取れた、上質なワインを造ります。
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