ウニコ　レゼルヴァ・エスペシアル
UNICO RESERVA ESPECIAL

「ベガシシリア」という名称の正確な由来は定かではありませんが、「ベガ」という単語はドゥエロ川の河岸に土砂が堆積してできた肥沃な土地を指し、「シシリア」という単語は聖セシリアを指しており、ワイナリー設立より数世紀早いスペインの文献にこの名称が登場します。
ワイナリーは1903年にアントニオエレーロ氏が所有し、1915年に、伝説的な醸造家ドミンゴ・ガラミオラ氏を迎え製造法を大々的に改良したことで、1929年のバルセロナ万博で金賞を受賞し、一気にその知名度が上がりました。
その後、所有者が何人か変わりましたが、1982年に現在の所有者であるアルバレス家がオーナーとなり、同時期にワイナリーが所在するリベラ・デル・ドゥエロがスペインの原産地呼称(DO)に認定されたことで、当時24軒しかワイナリーが存在しなかった産地が、現在では200を超える高級ワイン生産者が名を連ねる注目のワイン産地となりました。

現在、ベガシシリアは異なる土地に「アリオン」「トカイ オレムス」「ピンティア」、「マカン」の5つのワイナリーを所有しています。

ベガシシリアの本質を最も深く表現した個性的なワイン

こちらのレゼルヴァ・エスペシアルにはヴィンテージがなく、伝統へのオマージュを込めて造られたスペシャルなキュヴェです。
スペインの一部の生産者は伝統的に、収穫したワインをヴィンテージごとに2種類用意し、1つはその年のヴィンテージとしてリリースし、もう1つは複数のヴィンテージをブレンドして造るワイナリーの最高傑作「ReservaEspecial（レゼルヴァ・エスペシアル）」としてリリースしていました。
その伝統にならい、複数の極上ヴィンテージのウニコをブレンドしたレゼルヴァ・エスペシアルは、複数のヴィンテージを掛け合わせることで、ヴィンテージを超越した果てしなく広がるようなアロマととてつもないエレガントさがあり、ベガシシリアのスタイルである唯一無二という本質を表現した最も個性的なワインです。