（モエ・エ・シャンドン社の誇る高級シャンパン）キュヴェ・ドン・ペリニヨンは、 厳選に厳選を重ねて造られます。特別に気候の良い年の、自社畑の中でも最上級の畑のシャルドネ種とピノ・ノワール種のぶどうからのみ造られたワインを、シェフ・ドゥ・カーヴ（醸造責任者）が、一切の妥協を排して造り上げたシャンパンです。
ところで、このドンペリ、白、ロゼの上に通称「ブラック」、「ゴールド」と呼ばれるラインナップがあるのをご存知ですか？
今回ご紹介するのが、そのドンペリの最高峰である 「ドンペリニヨン・レゼルヴ・ド・ラベイ」通称「ゴールド」です。

そもそも、プレステージシャンパーニュであるドンペリニヨンは、 ぶどうの出来が良い年＜ヴィンテージ＞のものしかリリースされません。
さらにその中でも選りすぐりの年のみに「ラベイ」という名前が与えられるのです。

また重要なのは、ドンペリには熟成のピークというのが３度訪れるそうです。 そして、それぞれのピークに発売されるのが、ドンペリ白、エノテーク、ラベイなのです。
ドンペリ白は、カーブの中で７～８年、エノテークは１２年 そしてラベイは遥かに長く、２０年もの熟成を経てからしかリリースされません。
味わいは、熟成の年月を経るごとに、旨みと複雑さを増してゆくのです。

■テイスティングコメント
アプリコット、いちじく、干し葡萄のドライフルーツの香りが徐々に立ち上ります。 そして、ワインが空気に触れた後は香ばしく焼いたアーモンドやジンジャーブレッドの褐色のキャラクターがあらわれます。 口に含むと、豊かで丸みを帯びた印象が強く表れ、展開します。
味わいは、風味豊かで、凝縮したフルーティーさが喉越しに感じます。

Ｆ１の表彰台に上る勝利の美酒としても知られるほか、世界各国で愛飲されているワイン。
優雅な18世紀頃の形を再現したボトルに詰められているのは、しなやかでいて複雑さをも併せ持つ黄金の泡