ミケル・ポンス
MIQUEL PONS

Miquel Ponsは、250年以上にわたってぶどう畑の管理とワイン造りに従事してきた歴史を持つ、カタルーニャのペネデス地方を拠点とする世界的に著名な家族経営ワイナリーです。
ワイナリーが所有する畑は合計60ヘクタールに及び、そのうち40ヘクタールは自社畑です。これらのぶどう畑は、南のラルボスから北のスビラツまで広がっており、さまざまな地理的条件の下で多種多様なぶどうを栽培することが可能です。ペネデス地方は、風や土壌の豊かな栄養分、そして恵まれた降水量により、優れたぶどう栽培地域として知られており、質の高いぶどうを生産しています。

製造では、最新の圧搾技術と伝統的な手法の最良の部分を取り入れて、最良の果汁を得て、それを地域性を表現するワインへと変えています。製造哲学は明確で、自然体を映すワインを造るために、ぶどうへの敬意を持つことを大切にしています。常に残留糖分が少ないワインを製造し、自社の農園で収穫されたぶどうの最初の圧搾から得られる果汁のみを使用しています。果汁を得る際は、ゆっくりと分割して圧搾を行い、最高の品質を追求しています。カヴァは、最低でも18ヶ月、特級クラスでは最低でも44ヶ月にわたる長期間の熟成を施し、細かくクリーミーな泡立ちを生み出しています。Miquel Ponsでは、すべてのカヴァを瓶の首を凍結させることなく手作業でデゴルジュマン（澱抜き）することで、長期間の熟成で得られた複雑な香りを保っています。
Miquel Ponsのワインは、技術と伝統を巧みに組み合わせ生まれます。使用される品種はペネデス地方で古くから親しまれているものですが、製造は現代のワイン愛飲家が求めるような強く複雑なワインを生み出すために、最新の醸造技術を常に取り入れています。

ジョアン・ミケル・カナルス・イ・ボシュ
バルセロナ大学で化学の学士号を取得し、ロビラ・イ・ビルジリ大学で博士号を取得。タラゴナのエノロジー（ワイン学）学部の教授。DO（原産地呼称）のテイスティング評価委員会のメンバーを務めるほか、テイスティングやコルク栓の研究、スパークリングワインの製造に精通している人物。

ペレ・ポンス・メルカデ
バルセロナ大学でバイオテクノロジーの学位を取得し、ロビラ・イ・ビルジリ大学でエノロジー（ワイン学）とバイオテクノロジーの博士号を取得。発酵飲料の修士課程の間、ボルドー大学のブドウ・ワイン科学研究所（ISVV）で1年間の研修を行いました。カバの熟成、進化、澱と共に行う熟成の専門家であり、これをテーマに博士論文を執筆。

|| モンタルグル・クリアンサ・スロ 1000～1500本のみ限定で生産され、伝統的な方法で手作業で造られた極辛口カヴァ。ワイン名「suro（スロ=コルク）」とあるように、天然コルクで熟成することで、コーヒー、ココア、ヘーゼルナッツなどの芳しいアロマに、複雑さコルクによるほのかな木質の風味が加わります。自社畑の厳選されたぶどうを使用し、48ヶ月以上の長期熟成を経たこの「Montargull Crian?a amb Suro」は、Miquel Ponsワイナリーの最高の作品です。澱抜き、清澄化、澱抜きは全て手作業で行われ、瓶の首を凍結させることなく手間暇かけて仕上げるため、各ボトルには唯一無二の個性が宿ります。 この最高品質のカヴァは、世界的権威のある評論家や各誌から高評価を得ており、デキャンター誌では、95ポイントを獲得し、cavaの中で1位という快挙を成し遂げました。また、ジェームス・サックリング90点、ギアペニン93点（2024）、TIM ATKINS最優秀賞（2024）をも獲得しており、スペイン国内で留まらず、ワイン業界全体が余すことなくこのカヴァの魅力に感銘し、プレミアム・カヴァとして賞賛しています。