メゾン・ジャン・ロロン
MAISON JEAN LORON

プイィ・フュイッセはブルゴーニュ南部に位置する優れた白ワインを生む産地として知られています。畑はジュラ紀に形成された石灰質土壌と粘土質土壌で構成されており、フュイッセ、シャントレ、ソリュトレ・プイィ、ヴェルジソンの4つの村が生産区域です。
プイィ・フュイッセが優れたワインを生む理由は、その特別な石灰質土壌のテロワールにあります。
標高550メートルほどの石灰岩でできた真っ白い山「プイィ山」を中心に、キンメリジャンと呼ばれるミネラル分豊富な土壌が広がっており、ワインには類稀な繊細さ、美しい酸味、ミネラル、豊かな香りが表現されます。
さらに、ブルゴーニュ南部の豊富な日照のおかげで、ワインにはリッチな味わい、蜂蜜を思わせる豊かな風味も表現されます。繊細な風味とリッチな味わいを両立させているのが、このプイィ・フュイッセの魅力で、熟成させることでその味わいはさらに深まっていきます。

レ・ヴュー・ミュールは、プイィ・フュイッセを生む4つの村のうち、2つから収穫されるシャルドネをアッサンブラージュして造られています。 フュイッセからはリューディ”Les SeriesとLes Littesの二つの畑のブドウを使います。このフュイッセのテロワールは、ワインに丸く角のない滑らかな質感、エレガンスを表現すると言われています。
ソリュットレからは、リューディ”Riat”と”Montgarçin”の、二つの畑のブドウを使用します。ソリュットレのテロワールは、ワインに酸味と分厚いミネラルを表現します。 二つの異なるテロワールが生み出すブドウをブレンドすることで、互いに不足している要素を補い合い、我々の目指す味わい、プイィ・フュイッセの完成された味わいを表現することができます。

ブドウは収穫・選果後すぐに圧搾し、伝統的な製法で発酵させます。マロラクティック発酵まで完了すると、ワインを熟成させるため、全体の30％をフレンチオーク樽へ移します。 樽熟成は1/3は新樽、1/3は1年使用樽、残りの1/3は2年使用樽を使います。9～10か月間熟成させます。 全体の70％分は、澱とともにステンレスタンクで熟成させます。