土壌：粘土質土壌
ブドウ品種：カナイオーロ
密植度：2500本/ヘクタール（古い畑）
　　　　5000～6500本/ヘクタール（新しい畑）
標高：200～300ｍ
収穫：100％手摘み

カナイオーロ種100％の珍しいワイン。
28～30度でステンレスタンク内で発酵。果皮とともに7日間かけてアルコール発酵を行います。その後20ヘクトリットルのスロヴェニアンオーク大樽へ移し熟成させます。

※カナイオーロとは
起源は古代エトルリア時代まで遡るといわれる古い品種ですが、 現在ではサンジョヴェーゼ種などと共に、イタリアを代表するワイン「キャンティ」に使われたり、補助品種として混醸されたり、と主役としては目立った働きをすることが少ないブドウです。

ちなみに、カナイオーロの名は、ほろ苦い野バラ（Canina Rosa)を思わせる味わいに由来する、と言われています。このブドウ品種単体では、豊かな果実味と瑞々しい伸びやかな酸味、そして名前の由来となるほろ苦さやきめ細かいタンニンなど、繊細な味わいに仕上がります。

最近はビービー・グラーツなどトスカーナの著名な醸造家も カナイオーロ100％でワインを作るようになり、 これまで知られていなかったそのポテンシャルが高く評価されるようになりました。