リースリング・グラン・クリュ・オステルベルグ カーヴ・ド・リボヴィレ 2021年 フランス アルザス 白ワイン 辛口 750ml

複雑性とバランスの高さに秀でたリボヴィレの誇る「三大グラン・クリュ」の一つ

ワイン名(原語)リースリング・グラン・クリュ・オステルベルグ
(RIESLING GRAND CRU OSTERBERG)
生産者(原語)カーヴ・ド・リボヴィレ
(CAVE DE Ribeauville)
原産国・地域フランス・アルザス
原産地呼称(AOC)アルザス・グラン・クリュ
(ALSACE GRAND CRU)
ヴィンテージ2021年
ぶどう品種リースリング100%
タイプ白ワイン
内容量750ml
ご注意開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。
保存方法要冷蔵 18℃以下
特徴収穫はすべて手摘み。ブドウは房ごと空気圧プレスで優しく搾られ、素材の個性を最大限に引き出します。ジュースは分離され、静置の後に21~22℃で発酵。7~9ヶ月間澱と共に熟成された後、一度に瓶詰めされ、さらに最低3年間セラーで静かに寝かせます。
商品管理番号 4571691912270
生産地 フランス アルザス
サイズ 750ml
素材 【B-LR】【FR】【AL】【T-WH】【T-SEC】【T-MD】【T-FTY】【E-OTH】【S-RIE】【V-202】
生産者 カーヴ・ド・リボヴィレ
ぶどう品種 リースリング 100%
タイプ 白ワイン
内訳
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単品

品番
4571691912270
JANコード
4571691912270
参考上代
7,980円
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CAVE DE RIBEAUVILLE
カーヴ・ド・リボヴィレ

130年以上の歴史を持つフランスの協同組合の先駆けカーヴ・ド・リボヴィレ

カーヴ・ド・リボヴィレ

カーヴ・ド・リボヴィレ(Cave de Ribeauville)は、1895年に設立された、フランスで最初の協同組合です。
19世紀後半、アルザス地方は非常に不安定な状況にありました。普仏戦争(1870年~1871年に行われたフランスープロイセン王国間の戦争で、フランスが敗戦した)の結果、アルザス地方は1871年にドイツ帝国の一部として割譲されました。所属する国が突然変わってしまうという状況の中で、アルザスにある44のワイン生産者たちは、一致団結して共同でワイナリーを営むこと、つまり助け合いの精神を礎とした協同組合を設立するという計画を立てました。
その結果、アルザスワイン街道沿いの美しい村、Ribeauville(リボヴィレ)に1895年に誕生したのがこのカーヴ・ド・リボヴィレです。
最初の結成の時にいた44家族のうち41家族は、今でも引き続きこの協同組合に所属し、中心的なメンバーとして活躍しています。

カーヴ・ド・リボヴィレ

リボヴィレ村周囲の特別なテロワール

カーヴ・ド・リボヴィレに所属する栽培家たちの畑は、総計で245ヘクタールという広大な面積を誇ります。畑のほとんどはリボヴィレ村の北5kmから村の南8kmの範囲に集中しています。リボヴィレ村はグラン・クリュの畑が連なる街道沿いのちょうど中間あたりに位置しており、地質断層の上にあることから、様々な土壌がモザイク状に入り組んだユニークなテロワールを持ちます。
花崗岩質、石灰質、粘土質、砂岩質の層が混じり合ったり、入り乱れたりする様から、この地域は「300メートルごとに土壌・気候が変わる」といわれるほど多様なテロワールを持ち、造られるワインも、同じ品種だったとしても多様性に富む点が特徴です。この優れたテロワールを次世代に引き継いでいくため、畑はもちろん、醸造工程や瓶詰まで、すべての生産プロセスにおいて、環境負荷を最小限に抑えることを、組合全体の理念として掲げています。

次世代のための持続的なブドウ栽培

2002年に、カーヴ・ド・リボヴィレに関わる全ての関係者が、厳格な品質憲章に署名しました。それ以来、全メンバーがこの憲章に基づき持続可能な取り組みを推進しています。ブドウ畑全体で完全なトレーサビリティを保証できる体制を整えたことで、畑の管理が行き届くようになりました。結果的に、収量を抑えて品質の高いブドウを造ることにも役立っています。
さらにその持続可能な発展を進めるため、2004年には有機栽培および醸造への取り組みを開始。現在では、総生産量の3分の1がオーガニックとなっています。 2019年、カーヴ・ド・リボヴィレは、栽培面積全体でHVE認証(フランス農業・食糧省が管轄する環境認証マーク)を取得した初のワイン生産者となりました。

2002年以降、収穫量を抑え、品質を重視。また、すべてのブドウが手摘み収穫されています。

醸造から瓶詰まで、外部委託は一切せずにすべて自社で責任をもって行っています。

すべての畑がHVEの認可を受けています。持続的な農業に先駆けて取り組んでいた結果、アルザスにある協同組合の中で最初にHVEマークをラベルに表示した組合となりました。
※HVE(High Environmental Value)とは、2011年からスタートした認証です。生物多様性、次世代へ引き継げる循環型農法をベースに制定される認証です。

カーヴ・ド・リボヴィレのワイン造り

カーヴ・ド・リボヴィレは、アルザスの個々のテロワールを表現するために、かなり多くのキュヴェを作っています。大量生産を掲げるワイナリーと異なり、異なるテロワールのブドウを混ぜてワインを造るようなことはしません。テロワールや品種の個性を表現するために、各キュヴェの醸造は注意深く進められます。

ブドウは房ごと空気圧式プレスで優しく圧搾します。過剰な圧力をかけるような圧搾はせず、えぐみや雑味がワインに出ないように注意します。圧搾後、果汁は不純物と分離するために、静置させて澱引きし、その後一定の温度で発酵を行います。発酵後も数ヶ月間澱とともに熟成され、複雑で奥深い味わいを引き出します。キュヴェによっては、販売されるまで何年かセラーで静かに寝かせることもあります。

「白ワインの法王」ドニ・デュブルデューが指南したワイン造り

ボルドー大学の教授であり、ある時は敏腕コンサルタントとしても活躍し、「白ワインの法王」の異名を持つ人物がかつてリボヴィレで指揮をとっていました。残念ながら、彼は2016年に亡くなりましたが、彼の関わるワイン、特に白ワインは、香りや味わいの質が劇的に向上する、と評されていました。 電話でコンサルタントすることもある「フライング・ワインメーカー」と異なり、定期的にコンサルタント先を訪れ、実際に状況を確認しながら改善点を指導していきます。そのため、自身の活動拠点であるボルドー以外の地域では、原則一地域あたり一生産者しかコンサルタントの仕事をしないと言われていました。アルザス地方ではこのカーヴ・ド・リボヴィレが彼の指南を受けていました。

カーヴ・ド・リボヴィレ



テイスティングコメント

「グラン・クリュ・オステルベルグ」は、まさに自然の恵みと地質学的な歴史が交差する、特別な畑です。オステルベルグは、リボヴィレ断層帯の一部にあたり、主に東向きの斜面は、傾斜10~30%と変化に富み、日照条件に恵まれています。西側には同じくグラン・クリュの「ゲイスベルグ」と「キルヒベルグ」が隣接し、この3つがリボヴィレの誇る「三大グラン・クリュ」です。
この地の土壌は、粘土質と石が混ざり合い、何百万年も前の地殻変動によって形成された貝殻石灰岩を基盤としています。またヴォージュ山脈の影に守られており、降水量は少なく、特に秋の天候に恵まれやすいため、遅摘み(ヴァンダンジュ・タルディヴ)の条件も整いやすいテロワール。良年には、貴腐菌が付いた極上の甘口ワインも生まれます。
このテロワールの魅力は、リースリングのみならず、アルザスで許可されている4つの高貴品種すべてに適しているという点にもあります。マール、石灰、砂岩が混ざった「絶妙なバランス」の土壌は、各品種に最大限の個性を発揮させます。
トロピカルフルーツ、蜂蜜、白桃、黄系果実など、芳香でボリューム感のある香り。土壌由来の鋭い酸と緊張感が際立ち、ドライハーブや石灰を感じさせるミネラリティが骨格を形成します。 華やかなスタイル、まろやかで包容力のある味わいです。





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