|| 5年連続で90点以上を獲得する注目シャトー
2015年　ワインスペクテイター91点、ジェームス・サックリング90-91点
2016年　ジェームス・サックリング91-92点、ワインスペクテイター89点
2017年　ワインアドヴォケイト90点、ワインスペクテイター91点
2018年　ワインアドヴォケイト92～94点
2019年　ワインアドヴォケイト92点、ジェームス・サックリング90点

若き当主アルノー・ルー・ウリエ氏の情熱のもと、数々の改革の結果そのテロワールの素晴らしさを発揮し始め、2015年より、毎年評論家が90点以上の高い評価を与え続けている、フロンサックの代表的なワインの一つが、このシャトー・カルルマニュスです。

フロンサックとは、ボルドーのワイン銘醸地の一つで、ドルドーニュ川の右岸に広がるリブルネ地域に位置し、同じく右岸のサンテミリオンやポムロールの近くにあります。1937年にAOCとして認定されました。
このフロンサックは、かつて18～19世紀ごろはボルドーでも指折りの産地で、サンテミリオンよりも高い取引がされた事があったほどでしたが、19世紀末にヨーロッパ全土を襲った害虫フィロキセラの被害によってフロンサックのブドウの木はほぼ全滅にまで追い込まれてしまいました。その後復興が遅れたこともあり、付近のサンテミリオンやポムロールに比べて知名度は低いままでした。
1970年代から徐々にブドウ畑が整えられてくると、その高いポテンシャルに着目し、かつてシャトー・ムートンの醸造を務めたこともあるパトリック・レオン氏など、著名な生産者がフロンサックへ進出してくるようになりました。
知名度が低い為その品質に比べ価格は未だにお手頃という、消費者にとっては押さえておきたい産地の一つです。