ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ　/　カナリッキオ（フランコ・パチェンティ）
BRUNELLO DI MONTALCINO　/　CANALICCHIO （FLANCO PACENTI）

フランコ・パチェンティの創立は1988年。ワイナリー名にもなっているフランコとその父により始められた家族経営のワイナリーです。
17世紀から存在していた銘醸畑「カナリッキオ」に36ヘクタールを所有、うち丘の中腹で北東に面していて、土壌は砂を含んだ粘土質の優れた土壌の部分に、10ヘクタールをブドウ畑としています。

ワイナリーは、そもそもこのカナリッキオに、フランコ・パチェンティの父ロシルドが1966年畑を開いたのがきっかけだったため、以前はこの著名な区画名がそのままワイナリー名になっていました。

しかし、近年では同様に「カナリッキオ」をワイナリー名の一部に関する生産者が複数いるため、混同を避けるためか、「フランコ・パチェンティ（FLANCO PACENTI」が前面に出てくるようになっています。
古いラベルを見れば、当時の「CANALICCHIO」を前面に出したデザインのものを見ることができます。

ワイン造り

収穫は良いブドウのみをセレクトするために、全て手摘みで行います。
伝統的醸造を行ない、バリック（小樽）を一切使用しないのが特徴で、熟成は全てスラヴォニア産の高品質な素材を用いたボッテ（大樽）で行います。容量27hl、45hl、50hlの3タイプをヴィンテージの特性に合わせて使い分けています。
発酵はステンレスタンクで行いますが、温度コントロール機能はなく、昔ながらの方法に従い、ルモンタージュと室温調整で32～33度を保ちます。熟成はおよそ30か月です。