オーベルニュ
パリからおよそ400km、フランスの地図でいうと、ちょうど真ん中にくる場所が
オーベルニュです。
フランスの地方で「オーベルニュ」と聞いてピンとくる方は少ないかもしれません。
ワイン産地としては全然知られておらず、また旅行しようにも山間のためアクセスがしずらい場所にあります。
オーベルニュの魅力は、なんといっても美しい自然!!
シンボルは「ピュイ・ド・ドーム」という火山。
以前ミネラルウォーターの「ボルヴィック」のラベルに書かれていた、美しい緑色の山です!!
実はオーベルニュ一帯は火山が多く、この辺りはシェヌ・デ・ピュイ(Chaine des Puys)火山群と呼ばれています。(ピュイとは現地の方言で、綺麗なアポロ型、三角錐型火山を指します)
この火山群のおかげで、ここオーベルニュはミネラル・ウォーターの水源がフランスで一番多くあることでも知られており、その数はなんと109!!
中でも一番有名なのがボルヴィック。
この美しい自然を背景に独特の文化をはぐくんできたオーベルニュ地方。
ミネラルウォーターもさることながら、「ブルー・ドーヴェルニュ」やフルム・ダンベールといった青カビチーズ、有名なキノコ「セップ」が取れるグルメエリア。
レストランの格付けで有名な「ミシュラン」の本拠地も、実はここオーベルニュなのです。
そんなグルメな土地で日々飲まれるために造られるワインは、厳しい目の中で、洗練された品質になっていったのかもしれません。